お墓のいろは

【お墓の保険】とは?補償内容から費用の相場・加入条件までを解説いたします
あんしんお墓をご利用いただきありがとうございます。
今後も、さまざまなお客様からのお問い合わせやご相談に、対応させていただきます。
あんしんお墓をご利用いただけるお客様への感謝の気持ちといたしまして、キャンペーンを開催する事が決定いたしました。
「giftee Box 3,000円分プレゼント!」を2023/4/10(月)~2023/7/31(月)まで開催いたします。
※詳しくは上部のあんしんお墓ご利用感謝キャンペーンバナーをクリックしてご確認下さい。
キャンペーン期間中に「あんしんお墓」に資料請求・見学予約をいただき、ご購入及びご契約のご連絡を専用フォームよりいただいたお客様。
※ご購入およびご契約のご連絡は2023年7月31日(月)までとします。
※あんしんお墓ご利用感謝キャンペーン詳細はこちらからでもご確認いただけます。
・一般の地震保険や火災保険では、お墓は補償の対象とはなりません。
・保険に入るには「耐震・免震施工されている」ことが加入条件となります。
近年日本では、震度5を超える地震が頻発し、大型台風による甚大な被害が毎年のように起きています。2023年5月5日には、能登地方で震度6強マグニチュード6.3の地震が発生しました。2023年5月11日にも、千葉県南部で震度5強の地震が発生しており、全国各地で地震が多く発生しています。
住宅や職場には保険をかけ、万一の場合に備えている方が大半でしょう。しかし、お墓はどうでしょうか。実はお墓に対してもかけられる保険があるのです。
お墓が倒壊し、建て直すことになった場合は予想外の出費となってしまいます。天災の頻発により、お墓の保険を検討する方も増えてきました。この記事では、そんなお墓の保険について役立つ情報を紹介いたします。
目次
お墓の保険とは
住宅が震災や火災などで破損してしまった場合、保険に加入していれば保険金で修理費を賄うことができますよね。お墓も同様に、天災によってお墓が倒壊してしまった場合などは保険金が支払われます。
「住宅にかけている地震保険や火災保険でお墓も補償できないのか」と思われる方もいるでしょう。しかし一般の地震保険や火災保険では、お墓は補償の対象とはなりません。それは、保険会社の多くは各種災害の保険の補償対象を建物や家財としており、生活圏から離れて存在する墓地のお墓は保証の対象物とはみなされないからです。
お墓を再建する場合、100万円以上のお金が必要となります。不安な方はお墓の保険を検討しましょう。
補償の対象となる場合
保険の内容は保険会社によって異なりますが、一般的に補償の対象となる場合は下記の通りです。
①地震、津波、土砂崩れなどの天災によるお墓の破損
②天災で隣接するお墓が倒壊したことによるお墓の破損
基本的には天災が原因でお墓が破損・倒壊した場合に保険金が支払われます。また、天災によって隣のお墓が倒壊し、自分のお墓が破損した「もらい事故」の場合も対象となります。
補償の対象外となるもの
保険会社によって異なる部分はありますが、一般的に下記の場合は補償の対象外となります。
①天災以外の原因による破損(悪戯や過失による破損など)
②固定されていない装飾品などの備品
お墓の保険は、天災によるお墓の破損を前提とした商品が多いため、天災を原因としない破損は補償の対象とはなりません。清掃時の破損のようなご自身の過失はもちろん、悪戯のような他者からの被害であっても補償はされませんので、注意しましょう。
また、基本的に補償されるのはお墓の「石碑」と「台座」部分のみなので、固定されていない装飾品などの備品については補償の対象外となります。
保険の費用と補償金額の相場
お墓の保険で最も気になる点は「毎月の保険料の金額」と「補償金額(支払われる保険金の金額)」ではないでしょうか。
既にお持ちのお墓の場合、保険料は月額1,500円程度で最大補償金額は50万円が相場のようです。新しく建てたお墓の場合は、月額3,000円程度でお墓の購入金額までを補償するという商品が主流です。仮にお墓の購入金額が100万円であれば、補償金額も100万円までとなります。
もちろん、補償金額を上げたい場合は毎月の保険料も上がることになります。家計の状況も考え、自分に最適な保険を選ぶようにしましょう。
加入条件
全てのお墓が保険に入れるかというと、実はそうではありません。保険に入るには「耐震・免震施工されている」ことが加入条件となります。
耐震・免震施工とは、地震の揺れをお墓に伝えないようにしてお墓の破損を防ぐための施工です。耐震・免震施工が施されているか分からない場合は、保険会社の耐震チェックを受けることになります。耐震チェックで基準に達しなかった場合や免震施工がされていなかった場合は、石材店に依頼して施工をしてもらうことで、保険に加入することができます。
新しいお墓を建てる場合は、石材店に連絡し、加入条件を満たすよう耐震・免震施工を施してもらいましょう。また、保険会社によっては墓石が10年を経過しているお墓については加入できないと定めている場合もありますので、注意しましょう。
あんしんお墓では、石材店のご紹介をさせていただいております。ご相談は、あんしんお墓へよろしくお願いいたします。
お墓の耐震・免震施工
お墓の保険の加入条件になる耐震・免震施工には以下のようなものがあります、中でも、比較的安価で効果の高いシリコンゲル工法が現在の施工の主流になっているようです。
新しくお墓を建てる場合
新しくお墓を建て、墓石自体に耐震工事を行う場合、墓石代にプラスして費用がかかります。耐震のお墓は大きく分けて「一体墓工法」と「耐震基礎工事」の2種類があります。
通常、お墓は竿石(○○家の墓などと書かれた大きな墓石)の下に台となる墓石が重なって建てられますが、一体墓工法はひとつの大きな石をくり抜いて竿石から台までを造ってしまう工法です。ひとつの石で造ることで墓石が地震でバラバラになることも無く、重心が下層になりお墓の安定感が増します。
大きな石と高い加工技術を使用するので、墓石代にプラスで50~100万円の費用がかかります。高級な種類の石を使用する場合、プラス数百万円の費用がかかる場合があります。予算に余裕のある方向けの耐震工法です。
耐震基礎工事は、お墓の強固な基礎を造る工事で、地盤の調査や杭打ちなどが必要になり、墓石代にプラス20~50万円程度の費用がかかります。
既にお墓がある場合
既にお墓がある場合、墓石それぞれの接合部に強固な接着剤を付けて固める工法や、耐熱、耐寒にすぐれたシリコンゲルを接合面の四隅に挟む工法が採用されることが多いです。比較的容易に施工できることもあり、費用は3~10万円が相場です。墓石を建て直したり、耐震用にリフォームするより費用を抑えられるのでおすすめの地震対策です。
お墓の保険を検討される事も重要ですが、ご自宅から離れた場所にお墓がある方は、この機会に墓じまいをして、お墓を現在お住まいの地域に改葬する事も検討されてみてはいかがでしょうか?あんしんお墓では、全国の石材店と提携しておりますので、お客様のご要望に応じた新たな納骨のご提案をさせていただく事ができます。
また、最近ではサブスクのお墓が登場し、好きなだけ利用できて供養にかかる費用がコミコミですので、こちらもご検討されてみてはいかがでしょうか?
好きなだけ利用できる 永代供養付きのお墓【偲墓】をご紹介いたします。
【墓じまい】とは?基本的な意味から手続き・費用まで解説いたします
石材店のアフター保証
お墓の保険とは別に、石材店がお墓の品質保証やアフター保証制度を行っている場合もあります。お墓の保険が天災による破損をカバーするのに対し、こちらはお墓の経年劣化による破損や、施工時にできた破損などを保証するものになります。
天災以外でお墓に傷ができてしまった場合は、こういった石材店の保証サービスを利用するのも良いでしょう。保険会社の「保険」と石材店の「品質保証」の違いを理解しておくことが大切です。ただし、ご自身の過失による破損は保証サービスでも対象外となる場合が多いので、注意しましょう。
まとめ
日本において、自然災害はとても身近なものです。いざという時に慌てないよう、そしてお墓を次の世代まで守っていけるよう、事前に準備をしておく必要があります。
ここ数年の間に起きている大地震の現状を踏まえ、今後墓石も含めた新しいタイプの地震保険を検討している損害保険会社もあるようです。
保険の内容も毎年少しずつ変わってきていますので、気になる場合は、一度、現在加入されている保険会社の窓口でお墓の保険について問い合わせてはいかがでしょうか?
この記事がお墓の保険を考える方の助けとなりましたら幸いです。