お墓のいろは

【季節別】お墓参りに着て行く服のマナーは?春夏秋冬4パターン解説いたします!
・しかし、過度な露出控えるべき、殺生を連想させる毛皮やファーはNGなど、知っておくべきマナーがある。
・目的に合わせた服装で、お墓参りをしましょう。
あんしんお墓では、お墓のご相談を受け付けております。こんな事聞いても大丈夫?そんなお悩みでも、まずはあんしんお墓にご相談下さい。
目次
お墓参りの服装は基本的に何でもOK
年末年始やお盆の帰省、お彼岸のタイミングで行くことが多いお墓参り。しかし、仕事の都合やお墓が遠方にあるなどで滅多にお墓参りに行かない方は、いざお参りに行く際の服装に悩むのではないでしょうか。
実は、お参りの際の服装は特に決まっていません。かしこまった礼服で行く必要は無く、カジュアルな服装で大丈夫です。しかし、殺生を連想させる革製品やファーはNGなど、知られざる服装のマナーが存在します。こちらの記事ではお墓参りの際の服装マナーを季節別に紹介いたします。
お墓参りに行く目的に合わせた服装を心がけよう
お墓参りの服装は特に決まっていないとお伝えしましたが、法要などで僧侶にお経をあげて貰う場合はフォーマルな服装でお参りするのが無難です。反対に、お墓掃除を兼ねたお参りにスーツを着て行っては、スーツの汚れが気になって掃除がしづらいでしょう。お墓参りの目的に合わせて服装を選び、不安になったら親族に相談して服装を統一しましょう。
季節別 お墓参りの服装
春
春は暖かい日と寒い日の差が激しい季節です。薄着でお墓参りに行ったら寒くて風邪を引いてしまった。とならないよう、薄手のカーディガンやパーカーなど羽織れるものを1枚用意しておきましょう。
注意ポイント
墓地は周辺をスギなどの木に囲まれていることが少なくありません。花粉症の方はあらかじめ薬を飲み、マスクやゴーグルなどで対策をしましょう。一日中くしゃみや鼻水、涙で辛い思いをする可能性があります。
夏
多くの方がお墓参りに行くお盆は、一年の中で最も気温の高い時期です。しかし、暑いからと言ってタンクトップ、ミニスカート、過度なショートパンツは故人を供養するお墓参りにふさわしくありません。また、真夏の墓地は蚊をはじめとした虫が多く、場所によっては草が生い茂っており、肌の露出が高いことで虫刺されや切り傷などの怪我をする可能性が高まります。同様の理由で、履物は草履、ビーチサンダル、穴あきサンダルではなくスニーカーを履きましょう。
お墓参りのついでに墓石の掃除や草むしりをすることも多いです。その為、夏のお墓参りはカジュアルに汚れてもいいTシャツに薄手の7分丈~長ズボンといった格好がオススメです。掃除の際は手を怪我しないよう軍手を着用しましょう。
注意ポイント
熱中症、熱射病対策に帽子を被っても構いませんが、お参りで線香をあげたり手を合わせる際は帽子を脱ぐのがマナーです。
秋
秋は穏やかな気候でお墓参りに適しています。日が暮れると肌寒くなるので薄手のカーディガンやパーカーなど羽織れるものが一枚あると良いでしょう。また、台風の多い時期なので、天気予報を見て天候が荒れそうなら無理にお墓参りに行かずスケジュールを変更して家で大人しくしましょう。
冬
冬は年末年始の帰省でお墓参りに行く方が多いのではないでしょうか。屋外にある墓地にお参りする際は厚手の上着を着用し、しっかりと防寒対策を行いましょう。雪国の場合は足元にも気を付けて防水の長靴を着用すると良いでしょう。墓地は階段が多く滑りやすい場合もあるので、靴底に滑り止めの金具や凹凸がしっかりした靴を履きましょう。
また、冬は陽が落ちるのが早いです。夕方以降にお墓参りをする場合は反射材のついたリストバンドを身に着けるなど、事故防止に気を付けましょう。
冬の間は寒いですし、水が凍っていることもあるのでお墓掃除に向いていません。せっかくの年末年始に風邪を引いてしまってはいけないので、手早くお墓参りを済ませましょう。寒い中お墓参りをしたくないという方は、全天候型の納骨堂や自宅に置ける手元供養を検討してみるのも良いのではないでしょうか。
注意ポイント
冬は暖かい毛皮のコートや動物のファーを使用した上着を着用する方も多いでしょう。しかし、動物の毛皮で作られたコートやファーは殺生を連想するのでお墓参りにはNGです。また、合皮やフェイクファーなど本物の毛皮を使用していない場合でも着用は控えるべきです。
人生の節目の報告の際はふざわしい服装で
お墓参りに行く目的が故人への特別な報告だった場合、目的に合わせた服装でお参りしましょう。例えば、入学・卒業の報告であれば学生服、就職が決まった報告であればリクルートスーツなど。また、服装の話題からは逸れますが結婚の報告の際はパートナーと一緒、出産の報告の際は生まれた赤ちゃんと一緒にお墓参りをすると故人も喜んでくれるでしょう。
お墓参りに華美な振袖はNGですが、故人に立派に成人した姿を見せたいという目的であれば止める人はいないでしょう。その際は着物を汚さないよう細心の注意を払いましょう。
お墓参りの服装は【マナー違反】に注意!好ましい装いを目的別・男女別に解説
まとめ
お墓参りの服装は基本的に何でも良いです。しかし、お参りに行く目的に合わせた服装を心がけましょう。法要の際はフォーマルな服装、墓石の清掃を兼ねてお参りするならTシャツに長ズボンといったカジュアルな服装、人生の節目の報告なら報告内容に合わせた服装といったような使い分けが大事です。