お墓のいろは

【お墓の管理】って何をしたらいいの?管理費用と併せて詳しく解説いたします
・お墓を管理する人がいなくなり長期間放置してしまうと、無縁墓とみなされ霊園管理者によって供養されてしまうことがあります。
・お墓の管理費用を長期間滞納してしまうと、霊園管理者側からお墓を継承する人がいないとみなされ、無縁仏と判断されることが一般的です。
お墓の管理といったら皆さんはどういった作業を思い浮かべますか。また、管理費用がどのくらい発生するのかご存知でしょうか。
いざお墓の管理をしなければならない場合に備えて、お墓の管理方法と管理費用について解説いたします。
目次
お墓の管理には2種類に分けられる
お墓の管理方法は大きく分けて2種類あります。霊園管理者と遺族によって管理方法は異なりますので、それぞれの管理方法を抑えていきましょう。
霊園管理者による管理
寺院の住職や霊園の管理者は、主に霊園内の共有部分や施設全体を管理しています。具体的な管理内容としては、墓地内の通路や水汲み場、トイレなどの清掃に始まり、施設内の修理や修繕も管理業務に含まれています。
それらの費用は主に、施設利用者からの管理費用によって賄われることが多いです。
遺族による管理
一方で、遺族による管理内容は購入した区画内を清潔に保つことがメインです。
草むしりや墓石の掃除などが具体的な管理内容になります。
区画内を清掃せずにお墓を放っておくと、汚れてしまい先祖や個人が悲しんでしまいます。
そうならないためにも定期的にお墓参りをし、区画内を清潔に保ちましょう。
お墓を管理する人がいなくなった場合はどうしたらいい?
遺族がお墓の近くに住んでいる場合は定期的にお墓参りをし、区画内を清潔に保つことができます。しかし、遠く離れた地で暮らしていたり、跡継ぎがいない場合はどうしたらいいのでしょうか。
お墓を管理する人がいなくなり長期間放置してしまうと、無縁墓とみなされ霊園管理者によって供養されてしまうことがあります。自分の知らない間に、お墓が無縁墓となってしまうことは避けたいですよね。その際は、お墓の管理自体を業者に依頼するという方法があります。費用はかかってしまいますが、業者が定期的にお墓を清潔に保ってくれます。
また、お墓の近くで暮らす可能性が低い場合は墓じまいを行い、遺骨を別の場所に供養する選択肢もあります。墓じまいをする上では、親族や霊園管理者の同意を得ることから始まり、改葬先の確保から行政手続きなど多岐にわたる手続きが必要です。事前にしっかりと流れや必要な手順を理解しておきましょう。
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お墓の管理費用はどれぐらいかかる?
お墓の管理費用は前述の通り、霊園管理者が施設内を清潔に保つ目的などで用いられることが多いです。それらの費用は、お墓の形式によって相場が変わってくるので、それぞれの形式別に解説いたします。
公営墓地の場合
公営墓地の場合は、管理費用が最も安く年間で1万円前後に収まることが多いです。これは地方自治体によって運営されているため、税収で管理費用を賄うことができるためです。
管理費用を安く抑えたい方は、公営墓地を検討することをおすすめします。
民営墓地の場合
民営墓地の場合、公営墓地よりも相場は高く、年間で1万円〜2万円前後の場合が多いです。
一方で、墓地への送迎サービスがあったり区画内の清掃を行ってくれたりと、サービス面で公営墓地と比較して優れている側面もあります。
費用が少し高くついても、しっかりと管理してほしい、サービス面で選びたいという方は民営墓地を検討しましょう。
寺院墓地の場合
寺院墓地の場合は、公営墓地や民営墓地とは異なり、年間の管理費の他にお布施を支払う必要があります。年会費の相場は1万円前後ですが、お布施が1万円~3万円発生するため、民営墓地よりも管理費用が高くなることが多いです。
また、寺院墓地の場合、年間の管理費用やお布施とは別に、お寺の檀家になるための入檀料が発生します。
入檀料の相場は10万円~30万円の場合が多く、最初に一度払えばそれ以降は発生しません。
お布施に加え入檀料が発生するため、寺院墓地は他2つの形式と比較して管理費用が高くなってしまいます。しかし、供養を丁寧にしてくれたり管理をしっかりしてくれたりといった側面もあるため、丁寧に先祖を供養したい方にはおすすめです。
お墓の管理費用を滞納したらどうなるの?
いずれの霊園の形式であっても管理費用は必ず発生します。その管理費用を滞納してしまうとどうなってしまうのでしょうか。
お墓の管理費用を長期間滞納してしまうと、霊園管理者側からお墓を継承する人がいないとみなされ、無縁仏と判断されることが一般的です。そうなってしまうと、管理者によって墓石が撤去され遺骨も合葬されてしまい、見知らぬ多くの人と一緒に遺骨が埋葬されてしまいます。
一度合葬されると、遺骨を取り出すことは難しくなってしまうでしょう。
※管理者が張り紙をしたり、官報に掲載するなど何度か継承者の確認をしています。
先祖代々受け継いできたお墓が撤去されないためにも、管理費用はしっかりと支払うように心がけましょう。
まとめ
お墓の管理は霊園管理者だけでなく、遺族もしっかりと行う必要があります。お墓を定期的に清掃しなかったり管理費用を滞納したりしてしまうと、無縁仏と判断され墓石が撤去されてしまうこともあるので、必ず定期的に管理しましょう。
管理の面から、お墓の種類も多様化しており建立(購入)する時は、継承していく家族の事も考えて選ぶようにしましょう。